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TAKASHI ARIGA LAB.

-都市空間・環境デザイン論-
有賀研究室は、人が生活する居住地の設計・計画、地域ごとに多様な特徴を持つ住環境の保全・再生を、社会のコミュニティデザイン(現代版「結い」、「講」など)と、建築と都市をつなげるアーバンデザインの2つの視点からとらえ、その思想や理論の史的研究やデザイン手法の研究開発に取り組んでいます

 現代都市が成熟した市民社会の下に計画、マネジメントされるという認識のもと、地域の住環境形成の担い手となる現代の「結い」、「講」などのコミュニティデザインについても、現地サテライト研究室をコアとした地元との協働組織を基に、既存の住環境ストック(空間・社会・文化の資源)の再価値化の課題などと一体的研究として取り組んでいます。地域固有の風土や住環境を構成する隠れた原理を、住民・市民の集団的記憶や体験的空間認知の調査、解明などから明らかにし、そこからそれぞれの地域性を反映した居住地の在り方や住環境の保全・再生の理論と方法を明らかにしていきます。またその実現のための設計思想、計画技術、担い手組織の仕組みなどに関する研究を展開しています。